株取引アプリの米ロビンフッド・マーケッツがまたも火の粉を浴びている。映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスが破産法の適用を申請したというアラートを1日午後に誤ってサイトに掲載したからだ。AMCのトップから厳しく批判される羽目になった。ソーシャルメディアでは、ロビンフッドがAMCの破綻についてアラートを出したことを示すスクリーンショットが出回った。それには、「こうしたことは通常、企業の資金が枯渇しそうになるか、債務の返済に窮したときに起きる」というメッセージが添えられていた。AMCはこのところ経営不振に陥っているが、破産申請はしていない。2021年には「ミーム株」ブームに乗って個人投資家の人気銘柄になり、その人気は今も健在だ。AMC株がさらに活気づく余地があるとみる個人投資家もいる。