夜間は大きな声を出さない。部屋で喫煙は控える。こうしたマナーはホテル利用者の大半が心得ている。しかし電気自動車(EV)の充電マナーに不満を持つ宿泊客は多いようだ。EVを購入したりレンタルしたりする米国人が増えており、旅行計画に充電場所を組み込むことが多くなった。宿泊客はホテルにEV充電器があることを期待している。このようなEV旅行者は都市から都市への旅程を非常に細かく設定していることが多い。ホテルの充電器が作動しなかったり他の旅行者が充電の基本的なルールを破ったりすると、せっかくの計画が台無しになりかねない。宿泊客によると、ホテルに1台しかない充電器に、充電し終わった車を何時間も接続したままにして独占するドライバーがいる。ホテルの充電器が使えなかったり、充電器の性能が宣伝と異なっていたりすることもある。さらに、EVの車種にかかわらず共通する究極の迷惑行為、ICEing(アイシング)がある。これは、内燃機関(ICE)を搭載した車両をEV充電用のスペースに駐車することを指す。
EV充電器独り占め、迷惑なホテル宿泊客
電気自動車の普及が進む米国、充電場所の取り合いも
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