米アップルの紛失防止用追跡装置「AirTag(エアタグ)」など位置情報の追跡装置を巡る安全上の懸念とリスクに対処するため、同社とアルファベット傘下のグーグルが共同で取り組む。両社は2日、アップルの基本ソフト「iOS」とグーグルの「アンドロイド」端末上で、他人からの望まない追跡を探知して警告する機能の改善に向け、新たな業界仕様を提案したと明らかにした。すでにアップルは、エアタグやその他の「探す」ネットワーク対応アクセサリーを通じて、迷惑な追跡に対する警告機能を提供している。ただし、アップル以外のネットワーク上で動作する追跡装置については、この機能を使用することができない。今回提案された要件と勧告は、近くにある追跡装置についての警告機能を業界全体の仕様として普及させるものだ。