米国で、大学進学の価値を巡り懐疑的な見方が強まっている。だが、20代半ばまでに四年制大学の学位を取得することが、30歳までに良い仕事に就くための最も確実な道であることが新たな調査で分かった。  米ジョージタウン大学教育労働力センター(CEW)の研究者は、政府データを用いて1980年代前半に生まれた8000人以上の米国人を対象に、思春期から30歳まで追跡調査を実施。30歳までに「良い仕事」――経済的自立のための最低水準とされる年収中央値5万7000ドル(約780万円)の仕事――に就けるかどうかを左右する38の重要項目を特定した。