携帯電話用半導体大手の米クアルコムは3日、1-3月期(第2四半期)決算と4-6月期の見通しを発表した。売上高の見通しは弱気で、スマートフォン市場の先行きに悲観的なことを示唆した。  自動車産業向け半導体などの市場については成長を見込んでいるものの、得意とする通信用やデータ処理用の半導体では、スマートフォン販売の低迷が業績への大きな打撃となっている。  1-3月期の売上高は前年同期比17%減の92億8000万ドル、純利益は42%減の17億ドルとなった。売上高はファクトセットがまとめたアナリスト予想を上回ったが、利益は予想を下回った。