国外で不当に拘束された可能性がある米国民の情報を巡り、米国務省は1974年に制定された連邦プライバシー法(FPA)の課題への対応を試みている。先月の連邦官報では、拘束された人物の利益になると思われる場合、国務省当局者が事実上こうした情報を共有できるよう慎重に組み立てられた法的アプローチが示された。拘束された米国民の情報を共有することが認められる可能性があるのは、家族や雇用者、法執行機関、メディアとなっている。この動きは、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)がロシアで拘束された中で見られた。ゲルシコビッチ氏は3月29日に取材でエカテリンブルクを訪れた際、ロシア連邦保安局(FSB)に拘束され、スパイ容疑で収監されている。WSJと米政府は容疑を強く否定している。
米、拘束された国民の情報開示で新たな対応
有料会員限定
あなたにおすすめ