任天堂の「ニンテンドースイッチ」は空前の大ヒットを記録した家庭用ゲーム機の一つだが、そろそろ「年齢」が隠せなくなってきたようだ。ゲーマーと投資家を満足させるためにも、任天堂は早急に後継機を投入する必要がある。2023年3月期のスイッチ出荷台数は1800万台近くに上り、17年の発売以来の累計販売台数は1億2560万台に達した。かつて大成功を収めた同社のゲーム機「Wii」を上回る数字だ。だが減速傾向は明らかで、23年3月期の出荷台数は前年比22%減に沈んだ。21年3月期には新型コロナウイルス流行下の巣ごもり需要を追い風に、販売台数が2900万台近くとピークに達していた。しかし、スイッチ販売の減速が業績に響き、任天堂が9日発表した23年3月期の売上高は前年比6%減、営業利益は15%減となった。
任天堂、必要なのは「スイッチ」後継機
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