勝つのはどっち? ライバル対決 おもしろ雑学Photo:PIXTA

世の中にあまた存在する好敵手同士のライバル関係。話題の文庫新刊書『勝つのはどっち? ライバル対決 おもしろ雑学』からの一部抜粋で、様々なジャンルでのライバル対決を取り上げ、勝負に白黒をつけてみた。軍配が上がるのはどっちか?

日本はスキー場が
世界一多い

 ウインタースポーツとして一般に浸透しているのは「スキー」と「スノーボード」といえるでしょう。少し意外に思えるかもしれませんが、実はスキー場の数が最も多い国は日本なのです。その数は約500カ所といわれ、2位がアメリカ、3位がオーストリアで以下、ヨーロッパの国々が続きます。

 スノーボードはスキーよりも新しいスポーツですが、1990年代に入ると若者を中心に爆発的に競技人口を伸ばし、1998年の長野冬季オリンピックでは正式種目に採用されるまでになりました。

 スキーの起源をたどると、そもそも有史以前、雪の上の移動手段(歩行専用、歩行と滑走兼用など)にまでさかのぼります。ちなみに古代ゲルマン民族の北欧神話には、なんとスキーをする神様が登場するというから驚きです。

 18世紀中ごろに初めてのスキーの競技会が開催され、冬季オリンピックでスキーが正式に採用されたのは1928年のサンモリッツ(スイス)大会です。