米当局者らは昨年、インドネシアが審査を経て、米国製F15戦闘機を購入する許可を得たと発表した。同じ日、インドネシアはフランス製の戦闘機「ラファール」を購入するというニュースを発表した。  ラファールは20年以上前に開発された多目的ジェット戦闘機で、大量の兵器を搭載できることが高く評価されている。欧州やアジアで続く軍事支出拡大や、ウクライナ侵攻を受けた西側諸国の対ロシア制裁でロシア製戦闘機の販売が制限されてきたことから恩恵を受け、息を吹き返している。その人気は、世界の兵器取引におけるフランスの地位向上にもつながっている。