投資家は米国株の先行きを不安視している。逆張り派に言わせれば、それは市場にとって朗報だ。  バンク・オブ・アメリカの最新月次調査によると、米銀行セクターの混乱を背景に、ファンドマネジャーの株式への買い意欲は薄れ、2023年に入って最も後退している。長引くインフレや金利上昇、景気減速といった懸念があったところにこの重圧が加わり、ファンドマネジャーが保有する株式の債券に対する比率は2009年以来の低水準に落ち込んでいる。