米国人のお金の使い道は変化している。それでも彼らの支出は増え続けている。しかも、ある非常に重要なカテゴリーでは、支出の伸びがまだ序の口だと考えるべき理由がある。米商務省が16日発表した4月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.4%増となった。3月は同0.7%減だった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の0.8%増を下回ったものの、ガソリンスタンドや自動車ディーラー、建材店、外食産業などを除いたコントロールグループ(個人消費の基調を把握するためにエコノミストが用いる指標)は0.7%増だった。コントロールグループの消費支出は1-3月期の平均を上回り、この調子で行けば今四半期も引き続き消費支出は伸びる見通しだ。