ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は16日の早い時間帯に、ウクライナに再び大規模なミサイル攻撃を仕掛けた。しかしウクライナ政府の発表によると、西側諸国から供与された防空システムを使って、6発の極超音速ミサイルを含む18の飛翔体を撃ち落としたという。事実だとすれば、これは、米国が世界最高の兵器を生産する国であることの新たな証左だと言える。とはいえ、ジョー・バイデン米大統領が10カ月間ちゅうちょしてから昨年12月に提供された地対空ミサイルシステム「パトリオット」でウクライナ上空の全てはカバーできない。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20基必要だと述べている。米陸軍の防空部隊が欧州などで超過勤務をする中、米国は追加供与に後ろ向きだ。弾薬の供給も不足している。