米アップルは、米オープンAIが開発したチャットボット(自動会話プログラム)「チャットGPT」やその他の外部の人工知能(AI)ツールの利用を制限している。同様の技術を自社で開発していることが背景にある。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した文書と、事情に詳しい複数の関係者の話で明らかになった。  この文書によると、アップルはこの種のプログラムを使う従業員が機密データを流出させる可能性を懸念している。また、AIがコンピュータープログラム(コード)の提案をしてくれる、マイクロソフト傘下ギットハブの「Copilot(コパイロット)」を使用しないよう従業員に伝えたという。