アップルの拡張現実(AR)端末がついに実現する。同社は今年いっぱい費やして、この製品に3500ドル(約49万円)近く支払うべき真の理由を消費者に示さなくてはならない。  アップルは5日開幕した年次開発者会議「WWDC」の基調講演で、仮想現実(VR)とARを組み合わせて利用できる複合現実ヘッドセット「Vision Pro(ビジョンプロ)」を発表した。何カ月も前からうわさされていた製品で、デザインは漏れ聞こえてくる情報とほぼ一致した。携帯用バッテリーパックに電源ケーブルでつながれた高機能スキーゴーグルといった風情で、発売は来年初めの予定。価格は3499ドルからという。