主要な株価指数は今年に入ってからさまざまな困難を乗り越えて上昇を続けている。しかし一部の投資家は、この上げ相場が一部の有力銘柄に依存していることを懸念している。S&P500種指数は今年12%近く上昇。昨年10月の底値からは約20%上昇し、新たな強気相場に突入しようとしている。欧州の主要株価指数のほとんどは今年10%以上上昇し、フランスのCAC40指数は史上最高値付近で推移している。このようなパフォーマンスは、金利や世界経済の動向に対する懸念から年初に傍観していた資産運用担当者を驚かせている。米国では銀行危機と債務上限問題、欧州では景気後退の懸念があるが、主要株価指数はそれらをはねのけてきた。