三十数人に上る米上院議員らはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者宛ての書簡で、ロシア政府による同氏の拘束に「深い怒りと懸念」を抱えていると述べた。書簡はクリス・クーンズ上院議員(民主、デラウェア州)とジェームズ・リッシュ上院議員(共和、アイダホ州)の提案によるもの。「どこであっても報道の自由は人権の基礎であり、支えでもある」としている。ゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアのエカテリンブルクを取材で訪れていた際にロシア連邦保安局(FSB)にスパイ容疑で拘束された。WSJと米政府はこの容疑を強く否定しているが、ロシアは、国内の法律に沿った対応を取っていると述べている。