テック株が絶好調だ。最近の株価上昇は、ドットコム・バブルのように最終的に破綻する前兆なのか、それとももっと持続的な上昇の始まりなのか。投資家の見解は分かれている。人工知能(AI)への熱狂などで、テック企業の株価は今年、過去最高値を更新した。4-6月期末に向け、値上がりの勢いは強まるばかりだ。ナスダック総合指数は8週連続で上昇した。これは2019年3月までの10週連続以来の連騰記録だ。個人投資家はテック株を買い進めている。バンダ・リサーチのデータによると、先週、個人投資家の資金が最も多く流れ込んだのが電気自動車(EV)大手テスラだった。オプション取引も爆発的に増え、16日の取引で最も人気があったのは、テスラ、半導体大手エヌビディア、同アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、アップル、フェイスブックなどを運営するメタ・プラトフォームズの値上がりを予想する契約だった(トレード・アラート調べ)。