一番高給取りの最高経営責任者(CEO)が大企業を経営しているとは限らない。
米レンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングス、フィットネス事業大手ペロトン・インタラクティブ、画像共有・検索サイトのピンタレストのCEOは2022年にそれぞれ1億ドル(約144億円)以上を稼ぎ、アップルのティム・クック氏(昨年の年収は9900万ドル)を含むS&P500種企業のほとんどのCEOの年収を上回った。また、このリストには弁護士向けクラウドサービス・プロバイダーのCSディスコのCEOも上がっている。同社の時価総額は約5億ドルだ。
企業幹部の給与データ分析会社Cスイート・コンプ(C-Suite Comp)によると、昨年最も給与の高かったCEO10人のうち6人は、S&P500種指数に採用されていない会社を経営していた。S&P500種指数には米国で上場する大企業のほとんどが含まれている。