20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)

大学生Photo: Adobe Stock

共立女子大学のキャンパスはどんな雰囲気?

 出版社や商社が並ぶオフィス街にある大学。授業はすべて都心の神田一ツ橋キャンパスで行われている。

 交通の便は文句なし。神保町の書店街もすぐそばだし、飲食店やコンビニなども近くて便利。15階建ての高層ビルが本館で、多くの教室が並び、最新IT設備を導入した演習室もある。体育館や図書館などは別の建物だが、各施設が同じエリアに集結しており、移動距離は短い。

 しかし、このキャンパスは大学の全学部に加え、短大、付属の中学や高校とも雑居している。人口密度が高く、「エレベーターも食堂も人が多くて入りきれない」「人混みで移動しづらく、授業に間に合わないことがしばしば」など、不満の声も。

 その不満を解消すべく、創立130周年に完成した新2号館には、中~大規模の講義室をはじめ多様な教育スタイルに対応でき、自主活動や交流拠点となるさまざまな施設がある。地下には着物やドレスのコレクションを展示する博物館もある。また、3号館地下食堂では、ヘルシーメニューや焼き立てパンが楽しめる。