46歳独身男性、
手取り30万円のうち毎月20万円を貯金

 独身男性で会社員のTさん(46)はかなりの倹約家。どのくらいかというと、手取り30万円ほどあるのに、1カ月の支出は10万円に満たないほどに抑えています。つまり、毎月20万円ほどを貯金に回しているのです。とにかくムダ遣いをしない方で、「散髪に行っていいでしょうか? 自分でもできるから迷っている」「動画のサブスクを娯楽のために1つだけ契約してみたいですが、無駄になることの方が多いでしょうか?」と言うほど。

 飲み会も行かなければ、趣味にお金を掛けるわけでもなく、どうしても必要な生活費にお金を使うだけ。“お得”なことにも興味があって、お金を払わなくて良いものなら何でも試してみたい、という熱心さもあります。いわば「ケチ」の部類だといえます。

 生活費を10万円ほどに抑えられるのは、ずっと独身で実家暮らしだからという環境もあります。両親に家賃と生活費として4万円ほど渡し、スマホ代やランチ代、理美容代などを支払っても、支出は毎月10万円ほどという状況です。

 毎月20万円も貯金に回せるようになったのは、収入が上がった数年前からだといいますが、若い頃からムダ遣いはしない方で、しっかり貯金をしてきました。相談時の貯金額は約2600万円。もっとお金を貯めたいと思い図書館で借りた本の中に、「現金だけよりも、投資した方がお得だ」というようなことが書かれていたそうです。それで投資に興味が湧き、自分の貯金もいくらか投資に回した方がいいのかなと思い、投資を始めて良いかどうかきいてみようと思って家計相談を受けてみたのだとか。