行動に着目する
行動科学マネジメントでは、仕事ができないということは、「仕事にとって重要な行動が取れていないだけ」だと考えます。
間違っても、「仕事をなめているから」「だらけているから」などといった、相手の気持ちや態度にその原因を見つけようとしてはいけません。
「態度を改善させよう」という姿勢で臨めば、やればやるほどあなたの努力は空回りしますし、部下の能力も発揮されずに終わります。
あなたと部下は、もともと別の人格です。別の人格における「やる気」など、正確に推し量れるはずがありません。
無理にそれをやろうとすれば、必ず誤解が生まれます。誤解をもとに教育を行えば、あらゆることに齟齬が出てきます。当然のことながら、部下のあなたに対する信頼感は醸成されません。
また、上司が部下の態度に不満を感じてしまえば、その部下がなにをやっても、たとえ良い行動をとっても、正しい評価を下すことが難しくなります。これは、マネジャーとしてのあなたの価値を著しく落とす行為です。
あなたがすべきはそういうことではなく、行動に着目して、部下が取るべき良い行動を具体的に示し、部下を仕事ができる人間に変えることです。
(次回は3月12日更新予定です)
◆発売後たちまち大増刷!
『8割の「できない人」が「できる人」に変わる!行動科学マネジメント入門』
部下育成に悩む現場マネジャー必読!
仕事ができないというのは、仕事にとって「重要な行動」がとれていないだけ。
行動科学に基づく部下に正しく動いてもらう技術とは?
部下を育てながら自身の業績アップもできるプレイングマネジャーに、自分を育てられる!
定価(本体1400円+税)
ご購入はこちら! [Amazon.co.jp] [紀伊国屋BookWeb] [楽天ブックス]