パターン2 「どう対応しているのか」を聞く
2つ目は「どう対応しているのか」を聞くことです。先ほどと同じように「今の上司が全然ダメな人で」と言われたら、「大変だね。どう接しているの?」と返しましょう。
そうすることで、相手は「私はこうしている」「こんな風にすることを意識している」など、自分の棚卸しができます。棚卸しができれば、相手は自然と上司との接し方や対策を整理することができるので、「ただダメだよね」というところから、「こんなところがダメだから、こう対応したらいいんじゃないか」へと話のレベルが上がります。
これも先ほどと同様で、今後の対策についての会話なので、ポジティブなものと言えるでしょう。
大事なのはただ過去のことを言うだけのネガティブな会話から、未来のことにつながるポジティブな会話にすることです。
もちろんこれらだけが正解ではないですが、基礎的なこととして頭の片隅に入れておいていただけると嬉しいです。
これはお笑いの世界でも言えることですが、活躍する人と活躍できない人の差は、ネガティブなことをポジティブに考える力があるかです。「あれはダメ」「これもダメ」と批評家になるのではなく「自分だったらこうする」と自分の成長するきっかけとしていきましょう。