「近ごろ体を動かす機会がメッキリ減ってしまった」なんて人は多いはず。日ごろの活動量は減ったのに、なぜか食欲は減らない。飲食での摂取カロリーは多いのに、体を動かす消費カロリーが減ってしまったら、太ってしまうのは当たり前。内臓脂肪が蓄えられて、お腹はポッコリ。すんなり入っていたズボンがパツンパツンなんてことにも……。そこで参考にしたいのが、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『10年後、後悔しない体のつくり方』(ダイヤモンド社)だ。本書は、中高年はもちろん高齢者でも、「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体も脳も若返る秘訣を明かした1冊。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、運動を続けられない人が、続けられるようになる技術を紹介する。

【『世界一受けたい授業』で話題】<br />自己肯定感がアップする…些細だけど大切な1つのことPhoto: Adobe Stock

運動したことを記録するといい

【前回】からの続き 運動を続ける秘訣の1つに「運動日誌をつける」ことがあります。カレンダーやスケジュール帳に、運動の内容を記録しておくのです。

運動した日にフェイスブックなどのSNSで、情報発信をするという手もあります。

「いいね!」やコメントをもらうことで、モチベーションが高まって、継続率も高まります。 

自分のことを褒めてあげて!

このように自分なりの運動日誌をつけながら、ぜひ自分自身を褒めてあげてください。

今日は速歩をすると決めて、その通り実行できたら、立派な成功体験となります。

自分自身に“成功スタンプ”を押してあげると自己効力感は高まりやすいのです!

前向きな変化が訪れる!

こうしているうちに、前向きな変化が現れてきます。ウォーキングを続けていると、以前はつらかった階段で息が上がらなくなったり、安静時心拍数が下がったりします。

スロースクワットがこなせるようになると、椅子から片足で颯爽(さっそう)と立ち上がれるようになります。

トレーニング効果も成功体験として胸に刻まれますから、記録して“見える化“”して再確認しましょう。【次回へ続く】

※本稿は、『10年後、後悔しない体のつくり方』より一部を抜粋・編集したものです。本書には、体が若返るメソッドがたくさん掲載されています。