筋力トレーニングを始めてみると、忍耐強く続けることは大変なことだと気づきます。それに、できるだけ早く(文字どおり、また比喩的にも)ゴールラインを超えられるように、目標を早く達成したいと思うのは当然のことでしょう。目に見える進歩や自己新記録を更新することで得られる達成感ほど、継続するモチベーションになることも多いでしょう。
しかし、とある賢者(われらがアーノルド・シュワルツェネッガー)が言っていたように、すぐに満足できる魔法の薬などは存在しません("There is no magic pill")。結局のところ、そんなに簡単に効果が出るのであれば、「ワークアウト(=トレーニング)」とは言えません…。
プロトレーナー(C.S.C.S)監修
「筋トレ効果があらわれる時間は人それぞれ異なる」
求めている結果がすぐに出ないと思っても、がっかりしないでください。実際には目に見えなくても、祝福すべき変化は身体の中でたくさん起きているはずです。
まずは、ルーティンにしているトレーニングの効果があらわれるまでの正確な時間は、人それぞれ異なっていることを理解しましょう。ニューヨークシティでパーソナルジムを経営し、プロトレーニングコーチでもあるカート・エリス(C.S.C.S.認定士)さんは、「遺伝や年齢、性別、トレーニングプログラムの種類、生活習慣などの要因が、肉体の変化が現れる時間に影響を与える可能性があります」と話しています。
ここでは、エリスさんが重要な要素のいくつかを掘り下げて、「いつ、どのような効果が期待できるか」ということを紹介し、そもそも「効果が出る」ということはどういうことなのか?を別の視点でも教えてくれます。このことで、トレーニング途中のあらゆる段階での達成を知ることができるでしょう。