「迷いがあるか、ないか」でこんなに差がつく
「たかが選択」と思われるかもしれませんが、何かを選ぶときや決めるとき、「迷う」人と「迷わない」人では、まず、日々の過ごし方がまったく違います。
「迷う」人は、行き当たりばったりで毎日を送っています。何の準備もしていませんから、いつも慌ててバタバタしています。何かアクシデントがあったときでも、何1つ決めていませんから、オロオロして時間ばかりがムダに過ぎ、冷静な判断が下せません。
たとえば、その日着ていく服も前もって決めていないので、朝から鏡の前で、ああでもない、こうでもない、と迷います。ましてや、前日からガクンと気温が下がって予想外の肌寒さにでもなったら、「どうしようか」としばし立往生。悩んだ末にクローゼットからしまっていたジャケットを引っ張り出してきて、アイロンをかけたりと大わらわです。
そうやって服を選んだ日というのは、そのバタバタした気分が消えないので、それ以降の予定にも影響が出てしまいます。慌てて家を出たせいで、スマホを忘れてきてしまったり、そのせいで会社に遅刻したり、会社に着いても落ち着いていませんから、仕事でミスをしてしまいがちです。
何をやってもうまくいかないときというのを、みなさん、一度は経験したことがあるのではないかと思います。電車が混んでいたのでわざわざ別の路線に乗り換えたのに、その電車もまた混んでいた……というようなことはありませんか? 振り返ると、そういうときは、出がけにバタバタしていたのではないでしょうか。
「迷う」と自律神経が乱れ、自律神経が乱れると、あせって判断を誤りがちになりますから、ロクな選択をしません。
そして、一度流れが悪くなると、途中で修正しようと思っても、なかなかできるものではありません。それは、自律神経というのは、いったん乱れてしまうと、3~4時間は元に戻らないからです。
ですから、悪い流れのときに選択を続けていくと、泥沼にハマります。そんなときはジタバタしないで、なるべく動かないようにするのがいちばんです。
朝、着る服に「迷わない」と、1日がうまくいく
一方、「迷わない」人は、しっかり準備ができているので慌てません。
たとえ季節外れの寒さに見舞われたときでも、事前に天気予報をチェックして前の晩に着ていくジャケットを用意していますので、少しも慌てることなく家を出ることができます。通勤途中の電車内で、乗り換える電車に遅れが出ているというアナウンスがあったとしても、そういうときは1つ手前の駅で降りて、別の路線を使うとあらかじめ決めていれば、動揺も少なくてすみます。
心と体が安定した状態で仕事に取り組めますから、パフォーマンス力も上がります。1日の滑り出しがスムーズだと、その後もすべてうまくいくといっても過言ではありません。
このように、今日来ていく服を、「昨晩選んでいた1日の流れ」と、「朝選んで決めた1日の流れ」というのは、まったく違います。
そして、日常の選択で「迷い」がある人は、人生を左右するような大きな選択のときでも迷います。
考えてもみてください。日常の小さなことでもバタバタしている人が、大きな選択をするときに、冷静な判断ができると思いますか? 迷ってばかりいるので、選択をするときの基準となる「自分の軸」もありませんから、悩みに悩んだ挙句、誤った選択をしてしまいます。
今日来ていく服を、前の晩から決めている人と、朝になってバタバタ決める人では、人生にもこんなに大きな差がついてしまうのです。








