流行するツッコミワードはすべて「短い」
相手に「頭の回転が速い」と思わせるためには、相手が深く考えなくてもこちらの意図が伝わるようにしなければいけません。
難しい言葉や長ったらしく話してしまうと「えっと...」と相手が意味を考えなければいけないからです。仮にたくさんの言葉を知っていて、頭が良かったとしてもこういった人は「頭の回転が速い人」とはならないでしょう。
大事なのは言いたいことをなるべく短くして1秒でも速く相手に届くようにすることです。
お笑いの世界でも同じでしょう。今や聞かない日はない千鳥・ノブくんの代名詞である「クセがつえぇ」は5~6文字という短い言葉で言いたいことが伝わるからこそ、我々の脳裏に残るわけです。
実際、M-1グランプリの決勝に残るような芸人は皆、少しでも情報を短く伝えられるように言葉をギリギリまで短く削ります。15文字のセリフを14文字、13文字と1文字ずつ削っている芸人もよく見ます。
「そんなこと意味あるの?」と思うかもしれませんが、その1文字で少しでも言いたいことが速く伝わるのです。漫才でないトーク番組などでは言いたいことは取り合いですし、尺もありますから言葉を短くするのは必須なのです。
これはビジネスパーソンでも会議や何気ない会話でできることですので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。