ひとりの女性が起業し、仲間と一緒にユニコーン企業(評価額10億ドル以上の未上場企業)を目指していく──そんなコンセプトのTBSドラマ『ユニコーンに乗って』(毎週火曜日の22時から放送中)が明日、最終回を迎える。
※以下、ネタバレに関する記載も含まれているため、まだ作品を観ていない人、ストーリーの内容を知りたくない人はご注意ください。
『ユニコーンに乗って』は主人公の成川佐奈(永野芽郁)が、大学に潜り込んで聞いた羽田早智(広末涼子)の特別講義をきっかけに「ITであらゆる格差を解消する」というビジョンに刺激を受け、「すべての人へ平等に教育機会を届けたい」と思い、EdTechのスタートアップ・ドリームポニーを起業。ユニコーン企業となることを目指し奮闘する、というストーリー。
ここ数年でさまざまなジャンルのドラマが放送されるようになったが、それでも「起業」や「スタートアップ」をテーマにしたドラマは数える程度だ。
何より意識したのは「リアルな声」、スタートアップも取材
同ドラマを仕掛けるのは、“わたナギ”の愛称で人気を集めたTBSドラマ『私の家政夫ナギサさん』の製作に携わった、プロデューサーの松本友香氏と岩崎愛奈氏のコンビだ。なぜ、スタートアップをテーマにしたドラマを製作することにしたのか。松本氏は、次のように話す。