バルクオム代表取締役CEOの野口卓也氏

BULK HOMMEは2013年4月にTSUMO・JPのBULK HOMME事業部として事業を開始。その後、2017年に組織再編を経て、運営元がバルクオムとなっている。これまでに洗顔料、化粧水、乳液といったスキンケアアイテムのほか、シャンプー、トリートメントなどのヘアケア、ボディケアなどを展開。公式オンラインストアのほか、全国1000店舗以上の小売店・ヘアサロンで製品を販売している。

また、グローバル展開に関しては2017年にアジアへ進出。その後、日本企業としては初めてサッカーフランス代表のキリアン・エムバペ選手をグローバルアンバサダーに起用し、2020年5月にイギリス・フランスへ進出した。

「今後、グローバル展開については既存展開国の現地流通金額の拡大、また新規展開国に向けて、米国、欧州、アジア、東南アジア諸国などを視野にいれた提携戦略展開を進めていく予定です」(野口氏)

 

D2Cスタートアップとして、メンズスキンケア市場を開拓してきたバルクオム。ここ最近でハードワーカーのためのメンズスキンケアブランド「LOGIC(ロジック)」や、コーセーの子会社「コーセーコスメポート」からメンズスキンケアブランド「MAGNIFIQUE(マニフィーク)」、さらには元Facebook Japan代表の長谷川晋氏の新会社「MOON-X」が男性用スキンケアブランド「SKIN X」をスタートさせるなど、新たなメンズスキンケアブランドが続々と立ち上がっている。

そうした状況について、野口氏は「女性系で知名度を持つブランドがメンズラインを出すという文脈でも、スタートアップ的な文脈でも立ち上がるブランドの数が加速度的に増えていると感じます」と語った上で、次のように考えを語る。

「ブランド数が増えることに伴い、オンライン・オフラインそれぞれで展開の幅も広がり、結果としてお客様の選択肢が増えている状況にあると思います。直近はwithコロナとして自分磨きの文脈から、スキンケアやコスメに興味関心を寄せる人も増え、なおかつ可処分所得にも余裕が出ている(今まで使っていた交際費などが減った)状況において、実際に手に取り使用してみている方も増えているという印象です」

「メンズコスメ市場全体の文化醸成=男性が美容に手を出し、継続的に使うという文脈ではとても追い風を感じております。その一方で、事業者目線では数ある競合の中から選択してもらうようにブランドエクイティをあげていく必要があると感じておりますので、その点は戦略的に取り組んでいければと思っています」(野口氏)