同サービスは、現場の効率化から経営改善まで一元で管理することができるクラウド型建設プロジェクト管理サービスだ。国交省が運営するNETIS(新技術情報提供システム)にも登録されている。深刻な人手不足が懸念される建設業界において、"建設現場をシンプルに楽しく"を目指し、特に民間の新築・リフォーム、商業建築などの施工現場で、スマートフォンアプリを中心に利用されている。2020年5月には、導入企業数は2000社を突破し、シェアNo.1の施工管理アプリとなっている。

2020年10月にはシリーズCエクステンションラウンドとしてMinerva Growth Partnersをリード投資家とし、Sequoia Capital Chinaを引受先に約20億円の資金調達を実施。今回の調達により累計調達額は総額約87億円になる見込みである。SaaS関連企業およびDX関連企業に対する豊富な投資経験を持つ国際投資家の知見を活用することで、今後はプラットフォーム戦略を加速し、建設業界のDX化を推進する方針。

カケハシ

  • 調達額:18億円
  • 合計資金調達額:55億5000万円
  • 調達先:Coral Capital / DNX Ventures / Innovation Growth Ventures / セールスフォース・ドットコム / 三井住友トラスト・インベストメント / 千葉道場
  • 備考:ニュースに記載の合計金額より推計 / Innovation Growth VenturesはSony Innovation Fundからの出資 / 三井住友トラスト・インベストメントはジャパン・コインベストからの出資

電子薬歴システム 「Musubi」を展開する調剤薬局×ITのスタートアップ。最新のウェブ技術と徹底的な現場のフロー分析から生まれるUX設計によって、今までと全く異なる医療システムを提供する。

同社のサービス「Musubi」は患者の過去処方や過去薬歴、その他患者各々の情報を参照し、患者一人一人に合わせた指導内容の提示が可能。 事務作業を簡易化、かつ、患者への適切な指導に必要な情報を分かり易く提示することで、指導の質の向上、さらには、薬剤師が医療業務に集中できる環境の構築を目指す。

2020年10月にはInnovation Growth Ventures、Coral Capital、DNX Ventures、Salesforce Ventures、千葉道場、三井住友トラスト・インベストメントを引受先に総額約18億円の資金調達を実施。調達した資金の大半は、日本の医療をより良くより確かなものとして次世代へつないでいくエコシステムの構築に向けて、薬局業界のデジタルトランスフォーメーションを支援する既存事業の拡大と新規事業の創出、それに伴う組織の拡充へと継続投資する予定。本調達により累計調達額は約55億円となった。

オリィ研究所

  • 調達額:5億円
  • 合計資金調達額:7億7200万円
  • 調達先:日本電信電話 / 川田テクノロジーズ

人と人をつなぐロボット対孤独用コミュニケーションデバイス(ロボットを通じた遠隔コミュニケーションデバイス)「OriHime」などのロボット開発を行うスタートアップ。