代理店情報を可視化し、効果的な戦略立案のサポートへ

パートナーサクセスではさらなる機能拡充と事業拡大に向けて、12月15日にはCoral CapitalとALL STAR SAAS FUNDを引受先とした総額1億円の資金調達を実施した。

パートナーサクセスのメンバー。最前列の1番左が代表取締役の永田雅裕氏
パートナーサクセスのメンバー。最前列の1番左が代表取締役の永田雅裕氏

永田氏いわく「今までブラックボックスになりやすかった代理店情報を一元化し、可視化すること」がPartnerSuccessの1番のウリ。今後は管理の工数を減らす機能だけでなく、個々の代理店の状況を見える化し、効果的な代理店戦略を立案するための機能を磨き込んでいく計画だ。

登録するメンバーの数に限らず代理店IDごとの固定料金制にしているのもそのため。各営業担当者の情報が蓄積されていけば、代理店単位ではなく“担当者単位”で「誰が自社製品の販売に貢献してくれているか」を把握できるようになる。

「今後は代理店ごとのアクティブ率を反映した“スコア”という要素を加えていく予定です。それを見ることで『どの代理店の、どの担当者のフォローアップに特に力をいれるべきか』がわかり、より効果的な代理店戦略を作れるようになります」(永田氏)

「代理店とはリモート営業部のようなもの」という永田氏は、代理店管理の課題について次のように語っている。

「外部のパートナーと営業活動を進めていく中で、代理店や担当者ごとの状況を正しく理解している会社はしっかりと成果につながっています。ただ多くの企業ではそれができておらず、手放しになっているのが現状です。なぜそのような状況になっているかというと、日々の管理業務に時間を取られて他のことにまで手が回らないから。まずはその管理業務にかかる時間を削減し、売上につながる販売代理店の開拓やパートナーのサポートに専念できる仕組みを広げていきます」(永田氏)