仕事が速い人は「少しだけ」と考える
対して、仕事が速い人は「まずは少しだけ」と仕事に取り掛かるまでのスピードをとにかく速くしようとします。「ざっとな見るだけ」や「5分取り掛かるだけ」など、まずは仕事に手を出すことからはじめるのです。
もちろん、それで、最後まで仕事が終えられればベストですが、そうでなくとも少し取り掛かったことで、仕事の全体像が見えてくるというメリットがあります。
「5分取り掛かってこのくらいなら、全部で3時間くらいかかるのではないか」「大変そうな仕事だから、〇〇さんにも手伝ってもらおう」など、少し仕事に取り掛かったことで、今後必要なことがわかります。そうすると次に取り掛かるときにはある程度難易度がわかってから仕事に取り掛かることができるため、スムーズに進めることができます。
つまり、少しだけでも手を出しておくことで得られるメリットは非常に大きいのです。
私にも経験がありますが、やりたくない仕事や苦手な仕事の最大のハードルは、「はじめる前」にあると思います。「やりたくないな」「明日でいいかな」と思う気持ちは非常によくわかりますが、結局どこかでやらないといつまで経っても同じことの繰り返しです。
そういった仕事ほど、「少しだけ」と踏み出せば、思いの外スムーズに進みますからぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。