ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の最新エコノミスト調査によると、良い知らせは、米国の景気後退(リセッション)の可能性が大きく低下したことだ。悪い知らせは、それでも多くの人にとっては景気後退のように感じられるだろうことだ。WSJが経済学者と実業界のエコノミストを対象に今月実施した調査では、今後1年以内に景気後退が起きる確率が39%に低下した。昨年10月実施の調査では48%だった。「今後1年間に景気後退入りする可能性は、2023年年初の見通しより低くなったようだ。金利は低下傾向でガソリン価格は昨年に比べ下落しており、所得はインフレ率を上回るペースで伸びている」。コメリカ銀行のチーフエコノミスト、ビル・アダムズ氏はこう指摘した。
米景気後退入りの確率39%に低下=WSJ調査
今年のリセッション確率は遠のいたが、低成長と失業率上昇は依然見込まれる
有料会員限定
あなたにおすすめ