中国のファストファッション通販大手シーイン(SHEIN)と北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下「TikTok(ティックトック)」のショッピング部門は、米アマゾン・ドット・コムの本拠地であるワシントン州シアトルで事業を拡大しており、従業員の引き抜きやワークスペースの構築を進めている。シーインとティックトックは、米国での物流・サプライチェーン事業の拡大に伴い、アマゾンの現従業員や元従業員を中心に人員を増強している。シアトルへの進出は、アマゾンにとって最大の脅威へと急成長した中国の小売企業が新たな段階に進んでいることを示している。シーインとティックトックおよび中国のPDDホールディングスが運営するネット通販サイト「Temu(ティームー)」は、米国でのネット通販事業に多額の投資を行っている。
シーインとティックトック、アマゾン本拠地で攻勢
従業員の引き抜きやワークスペースの構築を進めている
有料会員限定
あなたにおすすめ