「忙しすぎて本を読む時間がない」「1冊読み切るのに時間がかかる」「読んでも読んでも身につかない」――そんな悩みを抱えているビジネスパーソンは少なくありません。本を読めばいいことはわかっているのに、自主的に読めない人もいるでしょう。
何の本をどう読み、どう活かしていくか――働くうえで必携のビジネススキルを良書から抜き出したのが『ひと目でわかる! 見るだけ読書』。本書は、コスパやタイパを重視する現代的な読書スタイルを重視する人にとっても、魅力的な読み解き&活用法です。たった「紙1枚」を見るだけで本の最も大事なポイントが圧倒的なわかりやすさで理解でき、用意したワーク1枚を埋めるだけで即スキル化できる1冊。それも1万冊の読書体験と1万人を教えてきた社会人教育の経験から、絶対に読んでほしい24冊+αを紹介。ただ、エッセンスをまとめただけでなく、読後には、紹介した本が有機的につながっていく仕掛けがあなたのビジネススキルを飛躍的に向上させます。
今回は、担当編集によるレビューをお届けします。(書き手/編集部・武井康一郎)

ビジネス人生10年分の知恵を1冊から学ぶ!Photo: Adobe Stock

どう読むか?&どう活かすか? 

 前回の記事「成功者はどんな本を読んでいるのか?」では、今の時代に「何の本を読むか?」を紹介しました。

 次に向かうべきは、どう読むか?

 これは、人それぞれであるため、正解はないかもしれません。それでも、「吸収力をあげる」「要点をつかみ取る」「使えるところを抜粋する」など、何かの目的をもって読む人が多いでしょう。

 もともと、思考整理術で高い評価を受けている著者ですが、何百ページもある本を、わずか1枚にまとめる思考の整理だけでも一読の価値がある。

 勉強において、答えを見てから問題を見るなど、画期的な勉強法があるが、これを見てから、底本を読むだけでも、吸収力が変わるはずだ。

 でも、本を読んでも生かせない、この課題はなかなかクリアできません。

 最後に、どう活かすか?この一見、わずらわしいポイントを放棄せず、丁寧に伝えているのも本書のストロングポイント。

 そこで、著者が用意したワークが効果を発揮します。

「ワーク?いやだ!」と思う人もいるかもしれません。私もその一人。

 けれどもやることはいたってシンプル。著者が用意したワークを埋めていく作業をすればOK。本から学ぶうえで、1枚ワークで身につくならと喜ぶ人もいるかもしれません

 私の体験から言えば、本を読んだ後でも読む前でも、1枚ワークをやれば、著者ができたことを体現できるし、その経験があれば、本を理解できなくても、本で伝えたかったことを体現できる。

 本書を読むだけで、ビジネスパーソン人生をだらだら10年過ごすよりも多くの学びが得られる。今起きている問題においても、これから起きる問題においても、およそ解決できる方法が網羅。1日1節でもいいので、1か月かけてじっくり読んで、ご自身のアウトプットに磨きがかかることを祈念する。

本当におったまげた!

 そんなこんなで24冊の旅路を経ていく。最初の5冊は、順番通りに読む。それ以外は好きなところから前後のつながりを感じながら読むとあります。

 著者としては、順で読んでほしいことは言うまでもありませんが、いわゆるブックガイド的な本はエッセンスの紹介が主であり、その情報量であったり、要約ポイントのわかりやすさであったり、読者に寄り添った本づくりをしている。

 本書の特徴は、24冊+αが、まるで体の細胞であるかのようにつながりがあること。

 先の本で出てきたことが、次の本で大事な役割をしていたり、わからなかったことがその本で紹介されていたり……。

 あ、本来、読後体験ってこういうものだよながわかる。

 得た知識が知恵になって、活用されていく。その一つひとつは、これまで得た学びによる結晶。それは本を読む喜びでもある。それをこの1冊で体験できるのは、大変貴重なイベントだ。

 ぜひ、本を読んだ後に見える景色をともに見ていきましょう。

(書き手/編集部・武井康一郎)