5万人のダイエットを成功させた健康運動指導士・植森美緒の新刊『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』では、自身が椎間板ヘルニアと診断された過去の経験と35年の指導経験から、体の痛みを消すメソッドを紹介しています。日常のあらゆる場面で痛みの出ない動作を身につければ、いま痛い部分の痛みが出なくなり、全身の痛みが解消します。長い人生、どこも痛くない体は大きな財産になります!
寝転びスマホの注意ポイント
寝た状態では重い頭を支えなくてすむので、首、肩、腰、ひざにかかる負担は段違いに小さくなります。ただ、寝てスマホを操作しようとするときに、腕が圧迫され続けたりで、スマホを持つ腕や肩回り、首が疲れやすくなります。
寝ているときも「支点を増やす」のが有効です。重力から解放されているメリットを生かし、より疲れないスマホ動作を心がけましょう。
頭の重みを使ってマッサージ代わり
こちらは、肩がこらないだけでなく、首の疲れをとることができる優秀なスマホ動作です。
気持ちがよければ、まず首を後ろに大きく倒し、ラクになったと感じたら小さめに倒します。
首はまっすぐ後ろに倒すのを基本に、斜め後ろに倒すのもありです。毎日行えばマッサージ代が節約できます。
腕の疲れからくる肩こりもある
横に寝て脚にスマホを立てかけて操作します。腕を上げてスマホを持たないだけで、腕の疲れからくる肩こりの軽減に有効です。
横向きがつらくなったらあおむけに
ずっと同じ体勢でいることは体にとってはつらいこと。
とくに、寝つきがよくない人は、寝る前のスマホ動作の体勢を意識的に変えてみてください。
就寝前のスマホは、睡眠の質を下げる可能性等が指摘されているので、できるだけ避けたいものですが、首・肩・腰にコリや疲れがある人の場合、家の中での寝転びスマホは、立ったり座ってのスマホ操作に比べると断然おすすめです。
*本記事は『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』から、抜粋・編集して構成したものです。
*著者/植森美緒(健康運動指導士) 監修/金岡恒治(早稲田大学スポーツ科学学術院教授・整形外科専門医・脊椎脊髄病医)
健康運動指導士。指導歴35年。ドローインの第一人者
ダイエットに10年間失敗し続け、無理な運動で腰を痛めた経験を持つ。「日常動作を変えれば人生が変わる!」をモットーに、生活の中で無理なく行えるダイエット・健康法を提唱。自らもそれを実践し、腰痛を克服。ウエストサイズ58センチの体型を30年以上維持している。
スポーツクラブの社員からフリーランスになり、カルチャースクール、専門学校、整形外科、自治体、健康保険組合、企業、女性誌、テレビなど多彩なステージで活動を重ねている。その場で効果を実感できるセミナーが好評で、直接指導した人数は5万人超。著書に『1日1分で腹が凹む 4万人がラクに結果を出した最高に合理的なダイエットの正解』『生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)など、ベストセラーも多数。