転職先で嫌われる
「出羽守(でわのかみ)」に“新種”出現!
「前の会社では、こういうやり方をしていました」――。
転職してきたばかりの人が、こんな風に前職での経験を持ち出して、現職の業務プロセスやコミュニケーションの問題点を指摘し始めることがあります。
本人に悪気はなく、前職の優れたノウハウを伝えようとしているのかもしれませんが、このような態度は周囲の反感を買います。事あるごとに「前の会社“では”…」と繰り返す「出羽守(でわのかみ)」は、なかなか新しい会社の同僚と信頼関係を築くことができません。
しかし、「前の会社では…」が口癖で嫌われる人の存在は、かなり前から問題視されてきました。「なぜ、今さら解説するのか」と疑問を持った人もいるでしょう。
もちろん、今回取り上げたのには理由があります。実は近年、出羽守に“新種”が出現し、一部で問題視されているのです。 “新種”はこれまでの出羽守と何が違っており、周囲にどんなデメリットをもたらすのでしょうか。
転職コンサルタントが、プロの目線でお伝えしていきます。