カリフォルニア州ロングビーチのユニバーサル・テクニカル・インスティテュートでパイプを溶接しているバージェスさんカリフォルニア州ロングビーチのユニバーサル・テクニカル・インスティテュートでパイプを溶接しているバージェスさん。この仕事が大好きだという
PHOTO: PHILIP CHEUNG FOR THE WALL STREET JOURNAL

 米国はより多くの配管工を求めており、Z世代がその呼び掛けに応えている。

 人手不足に長年悩まされてきた熟練技能職が、米国の労働者の中で最も若い世代から注目されている。その多くが大学に進まないことを選択した人たちだ。溶接や機械加工などの分野で賃金が上昇し技術も進化したことで、技能職が見直され、汚い低位職というイメージの払しょくに一役買っている。大学の学費がここ数十年で高騰し、学位にそれだけの見返りがあるのか疑問視する人が増えたことで、こうした職業の魅力が高まっている。