私たちが「人生でスマホを見る時間」は、平均で14年以上。
そんな衝撃的な事実に向き合い、「時間が溶けていく毎日」から抜け出す方法を示した1冊が『脱スマホ術』です。著者・戸田大介さんは、500万ダウンロード突破の国内No.1集中アプリの開発者。開発者だからこそ気付ける意外な事実と、スマホとのよい付き合い方を紹介します。
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40代は、「疲れの種」が増える
20~30代の悩みの多くは、「自分のこと」なのだそうです。
仕事がうまくいかない。
結婚ができない。
もちろん、大変な悩みです。
しかし40代になると、仕事や家庭についての悩みは同じように残ったまま、あらたな悩みの種が増えます。
子どもの教育のこと。
職場での部下のこと。
そして加えて、仕事でプレイヤーとしての一面も担いつづけている方も少なくありません。
また、残酷なことに、30代頃まではそれでも体力に任せてどうにかなっていた方にも、着々と肉体面にもかげりが……。
そんな大変な状況にある40代の方は、心身ともに疲れを感じている方は少なくありません。
休もうと思ってスマホを取り出す
そこで体が本能的に休息を求めます。
手が伸びるのがスマホです。
寝転がったまま見られる。考えなくていい。すぐ気が紛れる。
しかし残酷なことに、スマホは心身を回復しません。
たしかにスマホを見ている間は、休んでいる気がするかもしれません。しかし実際には、寝つきが悪くなり、睡眠の質が下がり、翌日の眠気にもつながることがわかっています。
少しだけ見るつもりが、延々と動画を見てしまう。
SNSを見て、他人と比べて落ち込む。
ニュースやコメントを見て、むしろ気分がざわつく。
結果として、「疲れがとれた」という実感でなく、「時間を吸い取られた」という事実だけが残ってしまいます。
40代の自由時間は、本当に貴重
そうやって失う自由時間ですが、実は40代にとっての時間は本当に貴重。
その一つの根拠に、「親の介護」があります。
もちろんそうやって家族で助け合うのは素晴らしいことなのですが、50代になると介護で自由な時間がさらに少なくなるのもまた事実。
総務省の社会生活基本調査でも、2021年時点で40~49歳の介護者は80.5万人、50~59歳では183.6万人となっており、50代で一気に増えます。
40代の方がスマホで日々失い続けているのは、「いつか時間ができたらやろう」と思っていることをやる、限られた貴重な時間です。
平均的な現代人が「1日でスマホをみる時間」は、少なくとも5時間。
人生全体で換算すると、14年以上にのぼります。
もちろん、スマホを完全にやめるなんて現実的ではありませんし、その必要もありません。
しかしスマホ時間は膨大だからこそ、ほんの少しを変えられただけで、莫大な時間を捻出できます。50代を目前に、やらずに終わったら後悔してしまうような、心からやりたいことをする時間を捻出することが、本当にできます。
幸いなことに、「誰でもスマホ時間を減らせる方法」は既に見つかっているので。
あなたは毎日プラス2時間の自由ができたら、50歳までに何をしますか?
戸田大介(とだ・だいすけ)
山形県出身。新卒で電通アイソバー(現・電通デジタル)に入社。データアナリストとして勤務したのち、bondavi株式会社を創業。データと行動科学の知見をもとに、人の前向きな行動を引き出すアプリの開発に取りくむ。全アプリを広告なし・無償で提供し、ユーザー任意の寄付により運営している。『継続する技術』『集中』は国内有数のヒットとなり、累計ダウンロード数は1000万を超える。著書『脱スマホ術』『継続する技術』。








