米グーグルは長年にわたり侵略的なオンライン広告を抑制しようと取り組んでいるが、新たな壁にぶつかった。英規制当局は内部資料の中で、グーグルが示しているクッキーの代替案は消費者のプライバシーを保護するには不十分だと指摘した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)では資料の内容を確認している。クッキーはウェブ閲覧履歴を追跡するために広く使われているが、グーグルはこれに変わって「プライバシー・サンドボックス」と呼ばれる技術を提唱。だが、英国のデータ保護機関である情報コミッショナー事務局(ICO)は報告書の素案でこの技術には欠陥があるとし、プライバシーが侵害される可能性や、匿名であるべきユーザーが特定されることも考えられるとした。
グーグル、広告巡る消費者保護は不十分=英規制当局
ICOは報告書の素案で、グーグルのクッキー代替案では広告主に悪用される余地があると指摘
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