お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【極上の老い方】年金月5万円…「死ぬ1週間前まで仕事をする」と断言できるワケ写真:川瀬典子

年金月5万円は不安?

私は年金を受給しています。

その金額は月5万円。普通に考えて、不安になりそうな金額ですよね。

でも実は私、ちっとも不安を感じていないんです。

死ぬ1週間前まで……

きっと自分はなんとかなるだろうと思っているからです。

なんともならなかったら、なんとかするしかありません(笑)。

私はまわりの人たちに「死ぬ1週間前まで仕事をする」と宣言しています。

天国から地獄を味わったから
腹をくくれる

そう考えると怖いものなんてなくなります。

ここまで腹をくくることができたのも、裕福な暮らしという天国から、ほぼ無一文になる地獄の経験をしてきたおかげでしょう。

いいことばかりではなく、つらいこと苦しいこともたくさんありましたが、それが今の私のメンタルをつくってくれたのだと感謝しています。

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。