お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【極上の老い方】年をとっても「ひとり暮らし」が寂しくない「1つの考え方」写真:川瀬典子

とことん積極的に
ひとり暮らし

コロナ下では、ものを整理・処分したほかにも、やりたいことをとことんやってみることにしました。

読みたいだけ本を読んだり、好きなだけアクション映画を見たり……家の中の模様替えや必要な備品づくり(飾り棚など)、アクセサリーづくりなどにも精を出しました。

時間に余裕がなければ、なかなか手が出せないことを積極的にやってみたのです。

生活のすべてが
自分の思い通りの幸せ

そのときにいちばん強く感じたのが「ひとり暮らしって本当に自由なんだ!」ということでした。

時間も自由、空間の使い方も自由、食べ方も自由。生活のすべてを自分の思い通りにハンドリングできるのですから。

自由をこよなく愛する私にとって、これほど幸せなことはありません。

ひとりになったら不安?

女性の中には、ひとり暮らしをしたことのない方も多いと思います。

「いつかひとりなったらどうしよう」と不安を感じている方もいらっしゃることでしょう。

でも、大丈夫です。ひとり暮らしは、少しも怖いことではありません。

ひとりの時間の
豊かさに気づく

こう言っては身も蓋もないのですが、人間、生まれるときも死ぬときもひとりです。

怖いも何も、生まれてくるときに「ひとりきり」をすでに経験しているわけです。

最初のうちは寂しさや心細さを感じるかもしれませんが、やがてひとり暮らしの楽しさやひとりの時間がもたらす豊かさに気づくことができるようになるでしょう。

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。