お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【極上の老い方】落ち込んでも一瞬で心が晴れる「魔法のスイッチ」写真:川瀬典子

顔が強張っている人
表情が硬い人

私のレッスンに来られる生徒さんの中には、最初のころ顔が強張っている人もいます。

「この方、何か気を悪くしたのかしら?」「それとも、怒っているのかしら?」と思ってしまうくらい表情が硬いんです。

そういう人でも2~3か月もすれば表情がやわらかくなり、自然に笑顔が出るようになっていきます。

表情がやわらかくなる
効果絶大の方法

そこで私は、レッスン中に何度も「さあ、大声で笑ってみましょう!」と声かけするようにしています。

とにかく笑ってみる。面白いことなんてなくても、声に出して笑ってみてください。

こうして文字にすると「何、それ?」とヘンに思われるかもしれませんが、実際にやってみると効果絶大です。

一瞬で心が晴れる
“魔法のスイッチ”

とにかく笑うことによって、「楽しさ」とか「面白さ」が運ばれてくるようになるからです。

楽しさや面白さを感じとるスイッチが入るみたいな感じでしょうか。

だから、もし漠然とした不安に襲われたり、イヤなことを思い出したりしたら、鏡の前に立って、とにかく声を出して笑ってみることをオススメします。

メンタルが落ちたときの
身近な回復源

もう一つ、好きでたまらないことを持つというのも大事なことかなと思います。

私を知る人は、私に対して元気な人というイメージが強いようですが、それでもちょっとメンタルが落ちていると感じるときはあります。

そんなときは大好きなアクション映画を見ることにしています。

時間を忘れて没頭できる
ことを大切に

ハラハラドキドキしながら2時間ほどを過ごして映画が終わったときには、あら不思議。またエネルギーが充満した自分に戻っているのです。

あなたには何か時間を忘れて、没頭できるような楽しいことはありますか? あったら、ぜひそれを大切にしてくださいね。

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。