物件は待っていても出てこない!

 加えて、少しでも理想の条件を増やすべく、時間をかけて物件を待とうと考える人もいますが、あまり得策ではありません。なぜなら、不動産情報というのは、その時点で出ているものがそのときを含めた数年のマーケットが反映されています。そのため、待ったからと言って都合よく家が出てくるわけではありません。

 ですから、そういった場合はエリアを変えたり部屋の大きさを変えたりしながら調節をしましょう。

 なお、それでも条件を調整するのが難しい!という方は、築年数を妥協するのがおすすめです。築年数が長いとネガティブな印象を持たれる人も多いかもしれませんがそんなこともありません。

 20代に見える30代もいれば、50代のおじさんに見える30代もいるのと同じように物件も築年数は同じでも管理状況によってその印象はまったく異なります。

 さらに、部屋の汚さが気になったとしても、壁や床のみを張り替えればほとんどの場合解決します。最近は築年数が多少長くてもリノベーションなどによって資産性が保たれるケースも多々あります。

 ですから、もし条件が絞れなくて悩んでいるという方は築年数を調整し、いい管理をしている物件などを探すこともしてみてください。ただ、なるべく旧耐震基準物件は避けた方がいいです。

 最後に、繰り返しになりますが、条件の絞り込みができないと時間ばかりが過ぎていってしまうので要注意です。