【ベルリン】複数の外交筋によると、米バイデン政権は、イランの核開発継続への非難決議を国際原子力機関(IAEA)の理事会で可決しようとするイギリスとフランスに対し自制を求めている。米大統領選挙を今年秋に控えて、イランとの緊張が高まることを避けたい思惑があるという。  協議に関与している外交筋によると、6月上旬のIAEA理事会でイランの非難決議の採択を英仏が求めているのに対し、米は反対しており、棄権する方針だとして他の多くの理事国にも同様に棄権するよう呼びかけているという。  複数の米政府高官は、決議に反対する外交活動を否定した。 。