漫画『新NISA+iDeCo+ふるさと納税のはじめ方』『新NISA+iDeCo+ふるさと納税のはじめ方』より

2024年1月からスタートした新NISA。新NISAを始めるには専用口座が必要です。金融機関を選ぶポイントや手続きについて知っておきましょう。

※本稿は、森本貴子『新NISA+iDeCo+ふるさと納税のはじめ方』(ワン・パブリッシング)の一部を抜粋・編集したものです。

 マネーセミナー講師の、森本貴子です。

 2024年1月からスタートした新NISA。新NISAを始めるには専用口座が必要です。今回は、金融機関を選ぶポイントや手続きについて紹介しましょう。

新NISAを始めるには専用口座が必要

イマイチ: 実際に投資をするのは初めてなんですが、まずはどうすればいいですか?

MORITAKA先生: まずは新NISAを始めるための専用口座を開設する必要があります。

イマイチ: 口座は証券会社に申し込めば開設できるんですか?

MORITAKA先生: 証券会社といっても、店舗型の証券会社のほかにネット専業の証券会社もありますし、銀行でも新NISAの口座をもつことは可能です。

イマイチ: 迷いますね……。イケテル先輩はどうしたんですか?

イケテル: オレはもともと投資用の口座をネット証券でもっていたから、そのネット証券でNISAの口座を開設したよ。これまでもNISAで積立投資をやってきたけど、新NISAでは投資上限額が拡充されるから、毎月の投資額を増やすつもりなんだ。

イマイチ: 先生、新NISAで積立を始めるときも、やはりネット証券がいいんでしょうか?

MORITAKA先生: イマイチさんのように若い人には、ネット証券は気軽に口座を開設できるのでいいかもしれません。でも、店舗型の銀行や証券会社は、対面で相談できるので安心感があるので、店舗型を選ぶ人もいますよ。

イマイチ: ネットを使うのに抵抗はないので、僕にはネット証券が向いているかもしれません。あと、ネット証券のほうが手数料は安く済むイメージもありますから。

MORITAKA先生: 本来、金融商品を購入する場合には、購入時に手数料がかかりますが、つみたてNISAの場合は政令で無料(ノーロード)と定められています。だから、どこで、どの商品を買っても一律無料です。したがって、口座を開設する金融機関を選ぶ際は、手数料はあまり気にしなくてもいいでしょう。ただ、商品ラインナップや積立方法などは金融機関によって差があります。一般的にネット証券のほうが店舗型や銀行よりも商品ラインナップが多いので、選択肢が広がります。