イマイチ: 少なくても困るけど、多すぎても迷いそう……。

MORITAKA先生: あとは積立の最低金額や自由度など積立方法も異なります。ネット証券の場合、最低積立金額は100円単位ですが、店舗型や銀行は1万円単位のところが多いです。また、ネット証券は積立の頻度を「毎月」だけでなく、「毎週」「毎日」単位で選べるところが多いですが、店舗型や銀行は「毎月」単位であるのが一般的です。

イマイチ: ネット証券のほうがなにかと選択肢が広く、自由度は高そうですね。

MORITAKA先生: 先ほど述べたような「相談しやすいかどうか」なども含めて、自分に合いそうな金融機関を選ぶのがいいと思います。

イマイチ: ちなみに、途中で金融機関を途中で変更することは可能ですか? 「やっぱりほかの金融機関の商品ラインナップのほうがいいな」と思ったりすることもありそうですよね。

MORITAKA先生: 利用者の非課税保有限度額については国税庁が一括管理を行うことになっています。なので、金融機関の変更は可能ですよ。

イマイチ: 優柔不断な僕にはありがたいです。

MORITAKA先生: ただし、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を別々の金融機関で利用することはできないので、注意してください。

新NISAの口座を開設にするにはどうする?

イマイチ: 新NISAの口座を開設する手続きについては、金融機関によって違いはありますか?

MORITAKA先生: 大きな流れは変わりません。新NISAの口座開設の申し込みをして、本人確認書類として運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどを用意します。申し込みから1週間程度で口座が開設されるのが一般的なようです。

イマイチ: 証券会社を選んだ場合は、どうなりますか?

MORITAKA先生: すでに証券口座(総合口座)をもっていれば、新NISA口座の開設届書と本人確認書類を提出するだけで済みます。イマイチさんのように、初めて証券会社に口座を開く場合は、新NISAの口座といっしょに証券口座(総合口座)を開設するための書類も準備する必要があります。