米民主党の議員らは2日、ジョー・バイデン大統領が再選を目指し大統領選に出馬することについて、公然と懸念を示し始めた。一方でバイデン陣営は、81歳の同氏が選挙戦から撤退すべきではないとし、献金者や有権者の不安解消に努めている。ロイド・ドゲット下院議員(民主、テキサス州)は、ドナルド・トランプ前大統領との討論会でのバイデン氏のたどたどしいパフォーマンスを受け、選挙戦からの撤退を要求。「トランプ氏が勝利するリスクを冒すのはあまりに危険だ。この1年間と討論会で好転できなかったものを、今すぐ好転できると考えるのはあまりにもリスクが大きい」とした。ドゲット氏の発言を受け、バイデン陣営の広報担当者は「彼(バイデン氏)は絶対に撤退しない」と述べた。