新型コロナウイルス禍を受けて、米国の労働市場はひどく過熱した。事業を再開した企業は人手不足に慌てふためき、賃上げによって人員を確保した。物価が高騰し、賃金と物価の連鎖的上昇への懸念が高まった。
しかし最近、労働市場の過熱感は和らぎ、むしろ正常に近い状態に見える。失業率は1年前、半世紀ぶりの低水準となる3.4%を付けたが、今年5月には4%まで上昇し、エコノミストらが完全雇用とみなす水準にある。米労働省は5日に6月の雇用統計を発表する。
新型コロナウイルス禍を受けて、米国の労働市場はひどく過熱した。事業を再開した企業は人手不足に慌てふためき、賃上げによって人員を確保した。物価が高騰し、賃金と物価の連鎖的上昇への懸念が高まった。
しかし最近、労働市場の過熱感は和らぎ、むしろ正常に近い状態に見える。失業率は1年前、半世紀ぶりの低水準となる3.4%を付けたが、今年5月には4%まで上昇し、エコノミストらが完全雇用とみなす水準にある。米労働省は5日に6月の雇用統計を発表する。