水が熱い海水浴場ランキング2024【水温データは毎日更新】新たに大腸菌のデータを追加した「水が熱い海水浴場ランキング」のパソコン上での画面。右側のランキングと左側の地図は切り替えが可能。海面水温のデータは毎日更新され、ランキングの結果は日々変わる。画面のデータは8月1日現在

泳ぎに行くなら、大腸菌の多い海水浴場は避けるべきだろう。アメリカ海洋大気庁の衛星データを活用し、ダイヤモンド編集部が作成した「水が熱い海水浴場ランキング」に、ふん便性大腸菌のデータを新たに追加した。地図で見ることもできる。水温データは毎日更新されるので、ランキングは日々変わる。参考にしてほしい。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

とんでもない猛暑!熱すぎる海水浴場は避けたい
大腸菌が多くないかどうかも確認しよう!

 8月も中旬となり、海水浴シーズンも終盤に入ろうとしている。2024年の夏は歴史的な猛暑となった。そこで、ダイヤモンド編集部は、統計専門調査会社おたにの協力のもと、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の衛星データを活用し「水が熱い海水浴場ランキング」を作成した。NOAAは海面水温のデータを毎日更新しているので、ランキングの結果も日々変わる。

 ランキングでは、環境省による水質格付けの二つのデータを掲載しており、海水浴場の水がきれいかどうかを確認できる。さらに今回のバージョンアップで、「ふん便性大腸菌群数」のデータも追加した。泳ぐ際に、大腸菌の多い海を避けるべくチェックしてほしい。

 海水浴に適した水温は23度以上、気温と水温の合計は50度以上が望ましいとされてきた。もちろん日照や風の有無などで適温も変わってくるはずだが、最近の猛暑を踏まえれば熱すぎる水温も避けるべきだろう。

 これから海水浴に行くことを計画している方には、ブラウザーのブックマークに登録して、定期的に点検することをお勧めしたい。

 ランキングには検索機能も設けた。「須磨」や「竹野浜」のように固有名詞を入力すれば、ピンポイントで結果が確認できる。あるいは「兵庫県」と入れれば、兵庫県内の海水浴場が海面水温の高い順に表示される。

 さらに、海面水温や前日差(℃)、水質格付けや大腸菌の数などの諸データは、全国地図で見ることが可能だ。地図の縮尺は、拡大・縮小が自由にできる。また、直感的に分かりやすくするため、海水浴場の位置を示したポイントは、水温が高ければ高いほど赤く、逆に低ければ低いほど青く見せるようにしている。

 それでは早速、次ページで大腸菌の数を追加した「水が熱い海水浴場ランキング」の結果を確認していこう。