海水浴シーズンが到来した。観測史上最も暑かった昨夏に続き、2024年も猛暑が襲来している。そこで、ダイヤモンド編集部は、アメリカ海洋大気庁の衛星データを活用し「水が熱い海水浴場ランキング」を作成、地図で見ることもできる。水温データは毎日更新されるので、ランキングも日々変わる。海水浴を計画する際に参考にしてほしい。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
猛暑に注意!今夏は10年に1度レベルの暑さ
日々変わる海水温をランキングで確認しよう
学校が夏休みに入り、2024年も海水浴シーズンが到来した。ただ、今夏の猛暑は強烈である。7月下旬に気象庁は、国内のほぼ全域で「10年に1度しか起きないような著しい高温になる可能性がある」と注意喚起している。
そこで、ダイヤモンド編集部は、統計専門調査会社おたにの協力のもと、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の衛星データを活用し「水が熱い海水浴場ランキング」を作成した。NOAAは海面水温のデータを毎日更新しているので、ランキングの結果も日々変わる。
海水浴に適した水温は23度以上、気温と水温の合計は50度以上が望ましいとされてきた。もちろん日照や風の有無などで適温も変わってくるはずだが、最近の歴史的な猛暑だと熱すぎる水温もNGだろう。
この夏、海水浴に行くことを計画している方には、ブラウザーのブックマークに登録して、定期的にチェックすることをお勧めしたい。
ランキングには検索機能も設けた。「逗子」や「サザンビーチちがさき」のように固有名詞を入力すれば、ピンポイントで結果が確認できる。あるいは「神奈川県」と入れれば、神奈川県内の海水浴場が海面水温の高い順に表示される。
さらに、海面水温や前日差(℃)などの諸データは、全国地図で見ることが可能だ。地図の縮尺は拡大・縮小が自由にできる。また、直感的に分かりやすくするため、海水浴場の位置を示したポイントは、水温が高ければ高いほど赤く、逆に低ければ低いほど青く見せるようにしている。
なお、今回のランキングは今後2回のバージョンアップを予定している。8月8日配信の記事で、水の汚れを示す化学的酸素要求量(COD)と、環境省による水質格付けの二つのデータを追加。8月11日配信の記事では、大腸菌の数もチェックできるようにする。併せて、ご覧いただきたい。
それでは早速、次ページで「水が熱い海水浴場ランキング」の結果を確認していこう。